こんにちは。栗野りつ(@kurinoritu)です。
そんな時に、起業するという選択肢に出会った。
そんなとき、
もうすぐママになる。
今日はプロフィール記事ということで、
自分語りをしてみます。
1. プライドの高い嫌な女だった
勉強もできるし、仕事もできる。
理解力もあるし、しっかりしてる。
割となんでも一人でできる。
他人に迷惑はかけない。
内心ではそう思っていた。
この世にはできる人間とできない人間がいて、
私はできる方、優れた方だって。
その一方で、
完璧な理想の自分には程遠いこともわかっていて、
鬱々としたりする面倒な女だった。
大学に特待生枠で入学して、
それなりの成績を維持し、
薬剤師国家試験にも余裕で受かる。
いわゆる優秀な学生だった。
それでもいつも劣等感でいっぱいだった。
もっとオシャレになりたい。
もっと勉強ができるようになりたい。
「なんであの娘みたいになれないの。 」
大手企業に就職しても、
何も変わらなかった。
同僚よりも優れた自分でいたかった。
気の利く後輩、よくできる部下。
そう思われたかった。
そして、それが出来るとも思ってた。
だから出来ない人を見るとイライラした。
なんでもっと空気読んで仕事できないの、
同じことを何回も言わさないでよ、と。
実際の自分は天才ではなくて、
だらしなくて、
素直に失敗を認めることもできない人だったのに。
わかっていたから苦しかった。
どんなに自分を磨いても、
理想の自分にたどり着けない。
飛び抜けた才能のある人と評価されたいのに、
どうして頑張れないのか。
私が居るべき場所はここじゃないのでは?
1日の仕事が早く終わって欲しいと願うばかりの毎日はもう嫌だった。
2. 起業という選択肢
今まで、自分ごととして起業を考えたことはなかった。
ここで一念発起すれば、
本気出して起業すれば、
明るくて幸せな未来が待っている?
色んな人に会った。
色んなことを考えた。
人生で一番、自分と向き合った時間だった。
そうして私は新卒で入った会社を退職した。
だけど、それでも変われなかった。
私はやっぱり私のままだった。
勉強しても行動しても変われなかった。
3. 田舎暮らしで見えてきたもの
夫の転勤で田舎町に引っ越すことになった。
その暮らしが私を変えた。
ここには知ってる人は誰もいない。
オシャレなんてしたって意味がない。
結局起業なんてできなくて、
借金を作った末に、アルバイトみたいな派遣の仕事に就いた。
一生懸命働いたけれど、
そもそもそんなに難しい仕事じゃない。
薬剤師のような頭脳労働はなく、
なんの責任もない単純作業。
ここで一番になってやる!なんて思う余地もない。
誰もそんなこと思っていない。
競争なんてここでは無意味だ。
そんな環境で過ごして、
私はやっと肩の力が抜けた気がする。
誰かに勝つためにオシャレしたり勉強したりしなくていい。
人間が生きていくためにどうしても必要なものって、そんなにたくさんはない。
少しのお金と住む場所があれば、
生きていくことはそれほどハードルの高いことじゃない。
生きることを、難しくしてたのは自分だったんだなって。
その後もすぐに変われたわけじゃないけど、
自分でも気づかないほど少しずつ、
私は成長していたんだと思う。
そして今ここにいる。
4. 特別じゃない自分を受け入れる
どうしても在宅で稼げるようになりたいと思った。
ブログなんて、今までも何回も挑戦した。
いつもいつも続かなかった。
それが、大した苦もなく続けられるようになっている。
考えて考えて、行動して行動して、
何度も打ちのめされて失敗したことは無駄じゃなかった。
今でもプライドは高いし、
競争心がムクムクと湧いてくることもあるけど、
もう私は知ってる。
自分が特別じゃないってこと。
ただの凡人だってこと。
でもそれは全然悲しむようなことじゃないってことも。
そういうことを、
このブログで伝えていきたい。
私が悩んでもがいて、
やっと少しだけ掴めた幸せの端っこを。
あなたにもきっと、掴んでほしいから。
おわり。